大宮を10時過ぎに出発する新幹線に乗り、約11時間で郡山に着きました。約25分の待ち合わせ後、磐越東線の小野新町行き(写真@)に乗って、三春に向かいました。2両編成のワンマン列車ですが、滝桜を見に行く人でいっぱいでした。三春は2駅目なので10分ちょっとであっという間に到着。駅を降りたらすぐ、駅前から発車する観桜バスに乗車しました。
三春の街中を通り抜け、さくら湖の脇などを通って約20分ほどで滝桜に到着。滝桜に近づくにつれ、道が渋滞していたのにも少し驚きました。(写真A)
そして、バスを降りると、滝桜を見終わって駅に戻る人の列がぐるっとできていました。(写真B) とっとと鑑賞して早めに戻ってこないとと思いましたが、、、。
さて、いよいよ滝桜鑑賞に向かいます。 曇りがちで空が暗く、せっかくの名桜の鑑賞にはあいにくの天候でした。それに、風がもあって少し寒いぐらいでした。
写真Cは最初に滝桜が見えた時の写真です。遠くからだったので、思っていたより小さく感じて、「えっ、あれが・・・」というかんじでした。そして、あまりにもたくさんの人が群がっているのにびっくりしました。
まず、桜見ケ丘という滝桜を見下ろす高台から写真をパシパシ撮りました。(写真D) そして下に降りていってまたパシパシ。近くに行ってからもパシパシ。この頃から、少し晴れ間が出てきて、ラッキーでした。滝桜は全体像も良いですが、真下から桜をアップで見上げた写真も迫力がありました。ここで撮った写真は「滝桜 桜模様」に掲載しています。
滝桜周辺の写真もこのページ内でたくさん紹介していますが、滝桜をぐるりと回り、背後の丘の上まで階段で登りました。 ここには小さな稲荷神社やトイレがあります。桜並木になってきて、ちょうど見頃でした。そして、階段を下りて滝桜の反対側を半周して正面に戻りました。
予定していた帰りのバスの時間が迫っていたけど、ギリギリまで写真を粘って撮っていたら、バスの時間には間に合ったのに、定員オーバーで乗ることができず、次のバスまで40分ほど待つはめになってしまいました!
写真Fは観桜バスの停留所からの風景です。
その間に、地元の観光関係の方といろいろ話をして、情報を聞きました。なんでも、滝桜は満開になる前の方が色が濃くて、よく写真にあるようにピンク色なんだとか。
今日の満開も満足だったけど、ピンクの滝桜も見てみたいと思いました。
また、今は、郡山に近い樹齢400年の「地蔵桜」が満開できれいなんだそうです。福島の「枝垂れ桜花番付」を見せていただきましたが、「滝桜」が「東の横綱」なのに対し、地蔵桜は「西の横綱」に格付けされています。今度はツアーバスでたくさんの桜を見て回るのもいいな〜と思いました。
平日の観桜バスの帰路は、駅に戻る前に「さくらの公園」「三春の里」などの観光スポットにも留まるので、時間があったらそこも散策したかったのですが、私は街の中心の「役場前」で下車し、夕方まで三春の町の散策をすることにしました。街を入ったところにある真照寺の水芭蕉も見頃で、そこにも希望があればバスは停車してくれていました。
※クリックで拡大
三春町内には、約1万本の桜の木があるそうで、そのうち約2千本が枝垂れ桜だそうです。平成2年には「日本さくらの名所100選」に、「三春のシダレザクラ」が選ばれたのだとか。 私も街にあるいくつかの枝垂れ桜を見て回りましたが、見頃を過ぎていたり、夕方で薄暗かったりしていい条件で見ることができませんでした。特にきれいだった桜は、歴史民俗資料館前の桜(写真G)が天気の具合も良く、可愛らしいピンクが青空に映えていました。
写真Hは枝垂れ桜目当てで訪れた福聚寺の入り口です。枝垂れ桜は、残念ながら見頃過ぎ+逆光で良い写真とれませんでした。
その後、「三春郷土人形館」(写真I)を見学した後、「石畳みの道」と呼ばれる磐州通りを通り、途中にある「三春町文化伝承館」などを見学。さらに、お寺をいくつか見学しながら三春駅まで歩いて戻りました。20〜30分ぐらいの距離でした。そう遠くないので、歩くのが好きな人やバスの時間が合わない場合は迷わず駅まで歩くのがおすすめです。
滝桜だけでも満足でしたが、もう少し時間をかけてのんびり・じっくりと三春の町を散策できたらよかったなーと思いながら帰途につきました。
|