郷土の森博物館
郷土の森博物館

 「府中市郷土の森博物館」は多摩川沿いに位置し、府中の自然と文化をテーマとする総合博物館です。14万平方メートルの敷地内には博物館プラネタリウム、ふるさと体験館のほか、江戸後期〜昭和初期の復元建築物が点在するなど見所満載です。広い園内には梅園ほか豊かな緑に囲まれています。

 私が訪問したのは11月23日、隣の市民健康センターをスタート&ゴールに開催された「府中多摩川マラソン」の観戦帰りに立ち寄ってみました。
 入場料は200円で、プラネタリウムが400円です。私はまだ期間内だった「ぐるっとパス」で入場したのですが、プラネタリウムの料金も含まれていたので、すぐ始まる「月への道 〜人類の見果てぬ夢」を見ることにしました。この秋はこの「月への道」とアニメ「銀河鉄道999」の上映を交互にやっていましたが、両方とも上映の前半はその日に見える星空の生解説が行なわれています。鑑賞時間を指定したチケットをもらい、本館内のプラネタリウムへ。約1時間ほど鑑賞した後、園内の散策へ向かいました。

 博物館前のけやき通りをまっすぐ行って、川を渡り、御瓜田や水田などを通って、梅園へ。それからぐるりと回って「水遊びの池」方面を歩いたあと、越智家・河内家、田中家などの復元建築群を見学しました。そして、最後に博物館に戻って2階の常設展示を見学。「くらやみ祭り」の紹介のほか、古代からの府中を始めとした人々の暮らしの歴史の展示などがありました。ちょうど閉館の5時になり、外に出るともう真っ暗でした。
 この日はお天気も良く、随所の紅葉も鮮やかで、秋の風情をのんびり感じられてなかなか良い時期でした。すべてを見学することはできなかったので、今度は梅の季節にでももう一度来てみたいと思いました。 
(2008/11/23)

博物館本館
博物館より「けやき通り」
けやき通り
▲博物館入口
博物館2階の常設展示 「くらやみ祭」展示
秋のたたずまい
萩のトンネル
萩のトンネル

  

銅像 川崎平右衛門定孝 
江戸時代中頃、現在の府中市押立の名主の家に生まれ、名主として新田の開発や多摩川の治水に取り組み、大岡越前守に認められ代官になった人物です。その後、幕府の勘定所の役人になり、石見銀山など日本各地でも大きな功績を残したとか。

御瓜田
江戸時代、江戸近郊には将軍家のための野菜や果物、魚介類などの上納を指示された村がいくつかありました。多摩地域では「多摩川の鮎」、「小金井の栗」などとともに「府中の真桑瓜」もその一つでした。最初は美濃の真桑村から技術者を呼び種を取り寄せ、毎年御進献御瓜として6千個以上も生産しました。

水遊びの池 水遊びの池近くの紅葉

水遊びの池/まるで自然の川のような流れや30分毎に岩から噴出す霧など様々な噴水があって楽しい子どもの遊び場。

森林秋景色 梅林の秋景色
梅林
復元建築物
旧府中尋常高等小学校 小学校内部  旧府中尋常高等小学校

昭和10年に移転建設された校舎を復元。教室には昔の教科書などを展示。「詩人・村野四郎記念館」と「多摩川ふれあい教室」を併設。


旧田中家屋敷 旧田中家正面

 旧田中家住宅

甲州街道の府中宿を代表する商家。街道沿いの町屋特有の入口が狭く細長い構造で、表蔵を含む5つの土蔵を持つ風格のある屋敷構え。明治天皇が府中宿付近に来訪した際には、休憩所・宿所として使われました。

←明治天皇の御座所となった奥座敷

旧田中家の蔵
明治天皇御座所

旧島田家店舗
1階店舗 
島田家住宅 旧島田家住宅

江戸時代から金物や薬種業を営む島田家の明治21年完成の蔵づくりの商家。1階が店舗、2階と屋根裏は倉庫。すべてが暑い土壁で作られた置屋根構造で、厳重な防火建築なのが特徴。


旧府中郵便取扱所 

 旧府中郵便取扱所
明治の初めに府中で最初の郵便取扱所となった
旧矢島家の住宅。

町役場庁舎1階 町役場お勝手

 旧府中町町役場庁舎

大正10年に建築された町役場で、東京都の指定有形文化財。外観は洋風だが、内部は和洋折衷のつくり。


旧河内家内部 旧河内家住宅 旧河内家住宅

立川段丘(ハケ)の上にあり、麦などの畑作や養蚕を営んでいた河内家の茅葺の住居。家の造りは養蚕に適するように改造されているとか。


旧越智家住宅

 旧越智家住宅

稲作を中心に畑作や養蚕などを営んできた越智家の母屋。江戸時代後期から昭和になるまで使われていた茅葺の住居。

←越智家の水車。立川段丘(ハケ)下の水田地帯には網の目のように用水路が引かれ、たくさんの水車があったとか。


銀杏並木

郷土の森博物館入口付近の銀杏並木

イチョウの木々



     
アクセスMAP