根がらみ前水田 チューリップ祭り
 数年前から羽村にチューリップ畑で有名なスポットがあると知りながら、なかなか訪れる機会がなかった「根がらみ前水田のチューリップ祭り」。今年はチューリップの見頃期に曇りや雨の日の予報だったので、チャンスなしかなーと思っていたのですが、なんとか行ってくることができました。
 JR羽村駅から徒歩で約20分。ネットで探した地図を印刷していったものの道筋がちょっと不安だったのですが、要所に案内が出ているので迷うことなく行けます。商店街や住宅地を抜け、桜の名所として有名な多摩川沿いの羽村堰に出て、土手を少し上流に歩いていくと右手に一面のチューリップ畑が見えてきました。
チューリップの赤と黄で文字になっているとか。 隅の方に設置された展望台に登るとわかるようです。「羽村」かな?

 この一面のチューリップ畑は、元々は稲作だけだった水田の農閑期を利用し、昭和63年に市の要望で数軒の農家がチューリップの植栽を始めたのがきっかけだそうです。年々来訪者が増えて注目を集めるようになり、今では「桜・チューリップ・玉川上水」をひとつにした羽村市の春のイベント「はむら花と水のまつり」の目玉となっています。前期が羽村堰を中心にとした「さくらまつり」、そして後期に開催されているのがこの根がらみ前水田の「チューリップまつり」です。

 この広大なチューリップ畑には、約20種・40万球ものチューリップ球根が植栽されているそうですが、水田の裏作利用のせいか、公園のチューリップガーデンとは違って同じ種類のチューリップが直線的に並び、広大な畑という雰囲気です。
 私は「MYチューリップ図鑑」というサイトを自分で公開しているほどの、チューリップマニア。もっといろんな品種のチューリップが見たいし、通路から全体をながめるだけでなく、間近に近寄ってチューリップをじっくり観賞できたらいいのに〜。チューリップ大好きの私としてはちょっと物足りなくも感じました。でも、のどかな雰囲気の中で一斉に花を咲かせるたくさんのチューリップたちを見て、幸せな気分になれました♪ (2010年4月14日)

一角に、珍しい品種が並んだ区域がありました。
写真上の手前は「ポールポジション」、写真左下「シネダキング」、右下「デイドリーム」。
多摩川沿い土手
 ▲この先の右側が根がらみ水田


多摩川沿い土手 (羽村堰方面)
 ▲帰り道、遠くに見えているのが羽村堰




※根がらみ前水田は水上公園の先の方

土手の桜
「さくら祭り」は終わってましたが、土手の桜がきれいでした