上野の不忍池の道をはさんだ向かい、池之端の地に、日本画の巨匠・横山大観の住んでいた家が記念館として公開されています。横山大観の絵画を見ると、誰にもまねのできない格調の高さと豪快な迫力で、見るものを惹き付けるなんとも言えない魅力にあふれています。 |
|||
▲日本庭園と鉦鼓洞 |
横山大観が池之端のこの家に住み始めたのは明治42年(1909年)のことでした。その後、次第に敷地が拡大され、大正8年に現在の広さになったそうです。 しかし、昭和20年に空襲のため住居が焼失したため、大観一家はしばらく熱海伊豆山の別荘に移り住みました。その後、昭和29年に焼失した住居の土台をそのままに新居が再建され、大観は昭和33年に90歳で没するまでここで生活し、晩年の数多くの名作を制作しました。 そして、昭和51年(1976年)に財団法人が設立され、遺族から数多くの作品や遺品の寄贈を受け、記念館として公開されました。 |
||||
※館内は撮影不可なため、庭園と客間は絵はがき写真です。 |
客間「鉦鼓洞」 「鉦鼓洞」という客間の名は、大観が明治39年に一時移り住んだ茨城県の五浦の住居の近くの崖の下にあった洞窟の名前から取ったもの。一時期、大観はこの洞窟の所有者となったため、「鉦鼓洞主」と号し、印鑑にも用いていたとか。 右側に見えるのが重要文化財「不動明王像」。 |
||||
上野駅から記念館への道にて、、 時間がないので小走で記念館に向かっていると、上野公園の入り口(西郷隆盛銅像近く)になんとキレイな桜が咲いていて、人だかりができていました。今年一番の桜と対面です。ここで写真をパチリ。 続いて、不忍池の横を通るとたくさんのカモが、エサを求めて集まっています。ここでも足を止めてパチリ。 |
|||||
上野公園の桜 |
不忍池のカモ |
||||