さて、東尋坊観光のハイライト・遊覧船ツアーに行って来ました!
東尋坊名物の断崖絶壁のある岩場付近にチケット売り場があります。中央の商店街をまっすぐ行ってすぐの所にある広場付近です。
所要時間は30分ぐらいで、料金は1人1200円。私は割引券を利用したので、100円引きで購入しました。割引券は遊覧船のオフィシャルサイトからもプリントアウトできます。
こちら→ ※東尋坊観光遊覧船
東尋坊の沖合いには何隻もの遊覧船が行き交っていましたが、出航時刻は決まっていなくて、乗客が集まったタイミングで出航しているようでした。
乗り場はどこかなー?とキョロキョロしながら歩いていくと、すぐ目の前の岩場の真下に遊覧船が停船しているのが見えてきました。ちょうど戻ってきて、乗客を降ろしているようです。 「あー、ちょうどよかった」と思いながら急な階段をおそるおそる降りていき、係員さんにチケットを渡して船に乗り込みました。
まだ2人ほどしか乗っていなかったので、席は選び放題でしたので、外を直接見ることのできる船の後方の角の席をGET。しかし、船はなかなか出発せず、お客が30人近くになるまで10分以上待ちました。
やっと出発ー。今までいた巨大な岩場が少しずつ離れていきます。と、「ええっー!」という事態に陥りました。波がとっても激しいのです!天気も良く穏やかなクルーズを期待していましたが、さすがは荒波を誇る東尋坊―。天気が良くても、波が高いと欠航になる日があるのも納得です。それまでは船の中は和やかな雰囲気でしたが、激しい揺れに雰囲気がちょっと変わりました。小さな赤ちゃんを連れたファミリーは大変そうでした。
遊覧船はまずまっすぐに「雄島」に向かいました。しばらくすると、右手に「雄島橋」が見えてきました。この橋は、手前の安島から雄島に架かった約220mの朱塗りの橋です。
「雄島」は東尋坊の沖合いに浮かぶ1周2kmの神秘の島―。「雄島橋」のたもと付近には海上安全を守る「大湊神社」があり、島の全域がその境内とされているそうです。
船は「雄島」の横を通り、島の裏側に向かいました。小さな白い灯台があるほかは、人影もほとんどありません。近くに密猟者の監視用の小屋もありましたが、今は使われていないそうです。
雄島は沖にある海中噴火口からの溶岩による柱状摂理の岩で型造られており、遊覧船からもいくつかの興味深い岩の断面を 見ることができます。 島の裏側の断面がギザギザの「波型岩」、表の方に戻ってきた所にある「ハチの巣」など、遊覧船の係員の案内を聞きながら、忙しく写真を撮りました。この辺りになると、船の揺れも少し収まってきて、ちょっとほっとしました。
帰って後から知ったのですが、雄島は東尋坊で自殺した人の亡骸が流れ着く場所だそうで、心霊スポットとして有名なのだとか。
なんでも、時計と反対回り(左回り)に島をまわると戻ってこれないという言い伝えも定着しているそうです。「戻ってこれない」とはどういう意味なのか・・・死の世界に導かれていくということらしいです。
昼間は家族づれでも歩ける1周1kmほどの散策コースがあるのですが、ちょっと暗い場所もあってそれなりの雰囲気を醸し出しているとか。言い伝えなどを知ってしまうと恐ろしく感じますが、昼間は眺めも良く、とても神秘的できれいな場所です。行ってみたいような、行きたくないような・・・。
遊覧船は雄島を離れ、岩場の方へ引き返しました。今度は荒磯遊歩道寄りに走り、様々な形に侵食された海岸線を鑑賞します。地層がむき出しになって横縞になっており、独特の景観を生み出しています。
2つの小さな島にそれぞれ松の生えている「夫婦岩」がありましたが、あっという間に通り過ぎてはっきりとその様子を確認できませんでした。この辺りは、荒磯遊歩道を歩きながら眺めるとじっくりと鑑賞できそうです。東尋坊の岩場からもそう遠くないはず。
また、侵食されてできた洞窟が点在している場所もありました。ある程度の深さになると崩れていくので、それほど深いものではないとのことです。
さて、遊覧船はいよいよ東尋坊のハイライトに近づいていきます。そび立つ巨大な岩の間を縫って「大池」に入って行きました。私の座席は後方ですから、前方のすべては写すことはできませんでしたが、それでもすごい迫力でした。このあたりは写真でじっくりご覧いただきたいと思います。
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