きんちゃくだ                  まんじゅしゃげ
巾着田の曼珠紗華

曼珠紗華の名所として有名な「巾着田」。この珍しい名前は、高麗川に囲まれた円形の水田の形が巾着に似ていたことからついたそうです。100万本の曼珠紗華(彼岸花)が一斉に咲く姿は、とても鮮やか!早咲き群生地と遅咲き群生地がありますが、9月下旬ごろが見頃です。同時期に近くでコスモス畑も見れるほか、春は菜の花や桜も楽しめるお花見スポットです

曼珠紗華
一面の曼珠紗華



9月最終の土曜日、朝起きたら、あいにくの雨。
今日はちょうど見頃のはずなので、曼珠紗華を見に行こうと考えていたけど、「天気悪いし、どうしよう、、」と迷った。そこでオフィシャルサイトをチェックしてみたところ、早咲きも遅咲きもちょうど「見頃」。そして、掲載されている写真をみたらとても綺麗なので、やはりどうしても行ってみたくなった。

すると、雨も小降りになってきて、午後からは降り止んだ。ということで、午後ゆっくりしてから出発!

見頃の時期は周辺の道が渋滞して、結構大変だと聞いていたが、わりと順調でだった。駐車場にもすんなり停めることができ、無事4時ごろに到着。

天気も悪いし、夕方近くなので、まあまあの賑わい。それも結構な人が来ているので、人気のほどにちょっとびっくり。入場料200円払い、無料ガイドをもらって見学コースの簡単な説明を受ける。

初めて見る一面の曼珠紗華に感動するが、大ぶりで真っ赤な花は一つ一つみてもなかなか迫力があって美しい! パシャパシャとデジカメで写真を撮る。

 そして、5時に近くなってきたら少しずつ暗くなってきた。花の色の鮮やかさは失われていくので、ちょっと残念だったが、もの寂しい風情が増してきた。曼珠紗華の群生地のすぐ横は高麗川が流れていて、のどかな雰囲気、、。

しばし、のんびり歩いて、遅咲き群生地と早咲き群生地の間に休憩所に寄った。売店は飲食物のほか地元の名産品なども販売されていて、ちょっとしたお祭りのよう。5時に店じまいするため、100円となったおにぎりセットをGET!

その後も、早咲き群生地側を散策。
曼珠紗華は「彼岸花」のことを指すことを知る?!
最近、花の名前などに興味が出てきたが、実はあまり詳しくない....(^_^)

そうしているうちに、だんだん暗くなってきて、写真を撮ると花畑がとても幻想的になってきた。

日暮れとともに花見もちょうど終わり、高麗川にかかる「あいあい橋」を渡る。もう薄暗いが、とてものどかな景色。「紅葉の頃はとてもきれいだろうなぁ」と思い、また近いうちにゆっくり来ようと思う。
そして、橋を渡ったところに小さな郷土資料館があり、入場無料。閉館時間を過ぎていたが、外から覗いていたら特別に入れてくれた。10分ぐらいさらっと見学したが、それでも十分満足。

巾着田の周辺は「高麗郷」と呼ばれる歴史と文化の里。のんびり歩けるハイキングコースもあるので、今度は良い季節にそちらを堪能してみたいな。
(2007/9/29)

曼珠紗華
曼珠紗華
遅咲き群生地
群生地の脇を流れる高麗川
少し暗くなってきた花畑
もう終わりに近い曼珠紗華              ※クリックで拡大
早咲き群生地 アクセス

◎西武線        高麗駅から徒歩15分 
 ◎JR八高線・川越線 高麗川駅から徒歩45分


    

夕暮れの幻想的な曼珠紗華
夕暮れの幻想的な曼珠紗華
★日高市 巾着田オフィシャルサイト
  http://www.kinchakuda.com


曼珠沙華 (彼岸花)  Lycoris radiata

球根から育ち、夏の終わりから秋の初めにかけて高さ30〜50cmの花茎が葉のない状態で地上に突出し、その先端に5〜7個前後の花がつく。開花後長さ30〜50cmの線形の細い葉をロゼット状に出すが、翌春になると葉は枯れてしまい、秋が近づくまで地表には何も生えてこない。開花期には葉がなく、葉があるときは花がない。日本には中国から伝来した帰化植物と考えられる。
また、有毒植物で誤食した場合は吐き気や下痢、ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死に至る。
秋の季語で、花言葉は「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」。