埼玉県・新座市、武蔵野の野火止台地に約13万坪の境内を有する臨済宗の禅寺で、正式名は「金鳳山平林禅寺」。臨済宗妙心寺派の別格本山という位置づけで、その歴史は南北朝時代に始まって約700年も続いています。自然にあふれた境内には四季折々の木々が見事に調和し、今もその歴史の重みを感じることのできる佇まいを保っています。 |
今年2007年は例年よりだいぶん紅葉の時期が遅れていましたが、12月の初めに新座の平林寺に行ってきました。埼玉県新座市の武蔵野の森に囲まれ、紅葉の名所としても名高いところです。
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川越街道に面して建つ総門は萱葺きの切妻造りで、1648年に京都詩仙堂の石川丈山によって揮毫された「金鳳山」の山号額を掲げている。 |
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入口を入ってすぐ、総門から山門までの参道は紅葉の見所のひとつ。真っ赤に輝く木々の色彩に感動! |
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平林寺のシンボルともいえる山門は、茅葺きの重層入母屋造りで丈山筆の「凌霄閣」の額を掲げている。 | ||||
★歴史★ 平林寺は、南北朝時代の1375年に武蔵国騎西郡渋江郷金重村(岩槻市)に岩槻城主の大田備中守によって創建され、鎌倉・建長寺の住持をしていた石室善玖禅師により開山されました。 |
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山門の奥にある仏殿は、総門・山門とともに岩槻から移築された築350年以上の禅宗様式の唐様の建物。本尊として釈迦如来像が安置されている。 | ||||
山門から仏殿に向かう左側にある>経蔵。野火止移転後に建てられたものとしては歴史ある建物。 |
仏殿の右側を進んでいった先にある鐘楼。元々あったものは焼失したため、現在のものは再建されたもの。 | |||
左は敷地内に残る木小屋 |
境内内の遊歩道へ。大河内松平家の墓所などがある。 |