春の奥秩父 桜めぐり散策


武州中川駅〜清雲寺しだれ桜〜長泉院〜浦山口駅
武州中川駅 清雲寺近くの道すがら 清雲寺 長泉院 浦山川に架かる橋 浦山口駅
武州中川駅  武州中川から清雲寺まで → 清雲寺   秩父第29札所 長泉院  浦山口駅までの散策 → 浦山口駅

周辺MAP
※MAP上の点線は今回の散策コースとは異なります。

 西武池袋線のレッドアロー号で11:48に西武秩父着。背中にリュックを背負った同じような人たちがゾロゾロと降りてきてびっくりでした。平日なのにすごいお花見客です。
 それから、秩父鉄道に乗りかえるため徒歩3分ほどの御花畑駅まで歩いていきました。

  

御花畑駅
こじんまりした駅に花見客がいっぱい!
 

 電車の時刻を確認すると12:32なので、その間に近くのお店でそばをを食べることに。


 清雲寺の最寄駅・武州中川駅は御花畑駅から3つ目で、所要約11分。乗っていた客はみんな見頃の清雲寺のしだれ桜が目的らしく、ほとんどがこの駅で下車。みなさんあっという間に、清雲寺を目指して歩き始めていました。
 駅前にはほとんど何もありませんが、満開の大きな桜の木がとてもきれいでした。東京近郊ではもう桜の見頃を過ぎてしまいましたが、秩父は今がちょうど満開のようです。
 

武州中川駅前の桜
秩父鉄道

武州中川駅
武州中川駅前の桜 武州中川駅のホーム

武州中川駅から清雲寺まで



 武州中川駅から清雲寺までは徒歩で15分ほど。 道すがらに咲く花々を眺めたり、即売所などに立ち寄るともう少し時間がかかるかもしれません♪ ほぼ一本道で、途中に道案内の看板がたくさん出ているので、迷うこともありません。

 珍しい花や色鮮やかな花を咲かせた木を見つけて、思わず写真を撮ってしまいます。のどかに春の散策を満喫できる道中です。
 

道筋にたくさんの花が咲くのどかな道のり
こんなめずらしい色合いの花も咲いていました♪  ※クリックで拡大
即売所 道すがら風景



道すがらにこんな即売所などをのぞいてみるのもなかなかGOOD
三色のコントラストがきれいで思わず写真を撮りました♪
 清雲寺近く

清雲寺



 清雲寺に近づくと、境内に入る手前からしだれ桜の一群が見えてきます。この辺りが一番全体がよく見える場所なので、たくさんの人が写真を撮っています。私もパチリ! (左の一番上の写真)

 そして、清雲寺の境内に入る前に、隣接する「若御子神社」に行ってみます。こちらはソメイヨシノがちょうど満開で、落ち着きのある境内をしっとり彩っています。。階段を登って、お社にお参りした後は、いよいよ清雲寺へ。

 清雲寺には合計30本ものしだれ桜が植えられていることで有名ですが、エドヒガンが見頃をちょっと過ぎたころで、紅しだれの方は見頃を迎えたばかりの時期でした。特に、樹齢600年の天然記念物のエドヒガン桜と六地蔵前のしだれ桜が有名です。

詳しくは清雲寺のしだれ桜のページへ

若御子神社 若御子神社から清雲寺への途中
清雲寺のしだれ桜 清雲寺本堂
 清雲寺から長泉院へ

 


清雲寺境内奥から
裏手方面へ


清雲寺で見事なしだれ桜を満喫した後は、境内奥の道へと進み、浦山口駅方面へ。
 次の目的地・秩父第29番札所の長泉院へは徒歩で約10分ほど。まっすぐ一本道です。

 長泉院の入口には、1台の観光バスが停車していましたが、参詣を終えた人たちが戻ってきて、出発していきました。

 入口には堂々としたしだれ桜の枝が頭上から降りそそいでいますが、すでに見頃は終わってしまったようでしたが、細い参道を歩いて行くと、左手奥にに満開のきれいなソメイヨシノが見えてきました。
 その大きなソメイヨシノの隣に紅しだれ桜が植わっていて、そのピンクがとても鮮やかでした。大きさはそうでもありませんが、とてもきれいな形をしています。この桜を鑑賞できただけでも、ここまで歩いてた価値アリ!清雲寺のしだれ桜はすごい見物客ですが、このしだれ桜はひっそりとしていて独り占め状態です。

 このお寺の境内には庭園がきれいに整備されており、桜以外に花々も今ちょうど咲き始めている最中でした。

一本道の突き当たりの右側が長泉院入口 長泉院の入口
長泉院の本堂 

長泉院
秩父第29番札所

長泉院の紅しだれ桜
白つばき
長泉院の紅しだれ桜  ※クリックで拡大 白つばき
 浦山口駅までの散策

 

 写真A

 長泉院を出て、今まで歩いてきた道を先に歩いていくと、下の方に写真@のような橋が見えてきます。この橋が架かるのは荒川から分岐した浦山川で、先の方に浦川ダムが見えています。橋の上から川を覗くと、水の色が神秘的でなかなかの迫力です。

 この橋を渡ってすぐ写真Bの交差点があります。その道の角のところが色とりどりの桜の花が咲き誇っていて、びっくりしました。
 浦山口駅に行くにはその交差点を左折するのですが、曲がった道すがらにちょっと珍しい桜たちがずらっと植わっていて、目を奪われました。感動して写真をパシャパチャ撮りましたが、その時間帯から天気がだんだん悪くなっていたので、あまり鮮やかに写らなかったのが残念でした。

 清雲寺には武州中川駅からたくさんの人が押し寄せていましたが、浦山口駅から向かう人はあまりいないらしく、この道を散策している人はほとんどいませんでした。穴場的な名所を見つけて、なかなかうれしい気分でした。この周辺には素敵な桜の植えられている家々が多く、楽しく花見ウォーキングをすることができました。

  しばらく歩いていくと、緑が深くなり浦山渓谷へ。下の方には清らかに流れる浦山川の渓流も見え、渓谷らしい雰囲気になってきます。そして、橋立川キャンプ場などを通過し、しばらく歩くと少し民家が増えてきて、秩父鉄道の浦山口駅が近づいてきます。民家の横から駅への近道もあるようです。

@浦山川にかかる橋。写真Aは橋の上からみた川の様子。橋の向こう側の交差点が写真B。
 
 写真B この交差点を左折します。
 浦山渓谷の清流 橋立川キャンプ場の入口
キャンプ場近くの渓流 もうすぐ浦山口駅
浦山口駅周辺
不動名水 不動名水 お社

 
浦山口駅のすぐ近くに「不動名水」があるので、駅へ向かう前に立ち寄ってみましょう。秩父鉄道は電車の本数が少ないので、駅で次の電車の時間を確認してからにした方がいいかもしれません。
 駅から3分ぐらいの場所に小さなお社「不動尊」があり、その手前に名水の流れる「不動名水」があります。

 そのほかにも、周辺はのどかな雰囲気なので、ちょうど良い時間までのんびり散策しましょう。

 

 ▲不動名水と不動尊(写真右)。容器を持参して水を汲みにきている人もいました。
 
浦山口駅

 
 浦山口駅周辺はまるで桜の園のようでした! 特に駅までの坂道は見事な満開の桜並木でした。
 3時ごろだったのですが、どんどん天気が悪くなり今にも雨が降り出しそうな空模様だったため、写真の写りはイマイチですが、、。
 秩父鉄道は1時間に2本程度ですが、電車に乗ると約11分であっという間に御花畑駅に到着です。


 満足のいく約2時間半の花見ウォーキングでした。
(2008・4・9)