境内に大小30本のしだれ桜が咲きあふれることで有名な秩父市の荒川にある「清雲寺」は、毎年、見頃の時期になるとたくさんの人で賑わいます。3月末にまずエドヒガンザクラが開花し、10日ほど遅れて紅しだれ桜が開花するので、4月中旬まで花見を楽しむことができます。埼玉県の天然記念物に指定されてる樹齢約600年のエドヒガンザクラをはじめ、六地蔵前しだれ桜が特に有名です。また、見頃の時期にはライトアップも行なわれているので、幻想的な夜桜を堪能することもできます。 |
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樹齢600年の天然記念物のしだれ桜 |
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六地蔵前しだれ桜 清雲寺の境内の六地蔵の横にある樹齢250年の巨大なしだれ桜。少し見頃を過ぎて、桜の花はあまり残っていませんが、その堂々とした佇まいは圧巻です。 |
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清雲寺の本堂 左に見えるのが六地蔵前のしだれ桜 |
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私が訪問した時期は、エドヒガンが見頃を少し過ぎていましたが、紅しだれ桜がちょうど満開に成りかけの頃でした。平日にもかかわらず、たくさんの人で賑わっていました。 |
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若御子神社 清雲寺に隣接して建つ「若御子神社」は神武天皇を祀った神社で、793年に若御子山の峰にお社が造営され「若御子十二社宮」とされたのが始まりとされています。古くから武将たちの崇敬が高く、戦勝祈願のために多くが訪れた記録も残っているそうです。室町時代に将軍・足利義晴が社殿をに築きましたが、武田軍の兵火により消失。その後、再建されて明治時代に「若御子神社」となり、大正時代に若御子山からこの場所に移転し、現在に至っています。 |
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